道内修斗屈指のストライカーがRISEルールで感動勝利! | パラエストラ札幌・石澤大介さん

インタビュー第10回は、”和製ミルコ” パラエストラ札幌の石澤大介さんにインタビュー。見事、キックボクシングのメジャー団体「RISE」のランキング入りを果たしたMMAファイターが、その喜びを語ります。

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挑戦1年目でランクインの快挙

「BOUT-13」での勝利、本当におめでとうございます。そしてついにメジャー団体である「RISE」のランカー越えを果たしました。率直なお気持ちをお聞かせください。

ありがとうございます。今は只ただ嬉しいという気持ちだけですね。仲間に感謝というか・・・。せっかく「BOUT」に呼んでもらっても2連敗でしたし、正直なところ ”背水の陣” という部分もありました。

それに、先日の修斗の試合ではKOで勝って良い流れができてましたから、「打撃になったらやっぱ負けたじゃん」って言われたくなかったですし。

今回の試合に向けては、打撃専門のトレーナーに指導を受けたりもしたのですか?

いえ、僕の場合は基本的にパラエストラ札幌の俵谷代表に指導して頂くだけです。あとはジムの中でも打撃に秀でた人間でチームを作って、お互いに切磋琢磨する感じですね。他にはサンドバックの割合を多くしたくらいかな。

試合中に特に気をつけたことは何でしたか?

過去の試合ではいつもダウンを奪われていたので、今回はガードを意識しました。それと、簡単にコーナーに詰められないようにすることです。でも、後から試合の映像を見て、「やっぱイカンな」って思いましたけど(笑)。「俺、危ない動きしてんな~」って。

判定が告げられた瞬間はいかがでしたか?

告げられるまでが長かったんですよ。集計ミスかなにかで時間がかかってるのかなって思ったくらい。映像で見たら全然そんなこと無いんですけどね(笑)。正直、3R目は取ったと思ったんですが、1、2Rが微妙でしたから、気が気じゃなかったですよ。

試合に勝った要因を挙げるとすれば?

「挑戦を続けたい」という僕の我侭に、俵谷代表をはじめ、ジムの仲間が何も言わずに協力してくれたんです。それがなければ勝てませんでしたよ。それから妻のサポートも大きかったですね。

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負けたままでは終われない

奥様は格闘技をすることに反対ではないのですか?

「好きなことをやってるんだから続けてほしい」って言ってくれてます。計量当日も付き添いをしてくれるんです。何故かといえば、僕が極度の減量で救急車で運ばれてもおかしくない状況になってるから(笑)。

リングサイドで技術的な声援を送る奥様だそうですね(笑)。

格闘技の経験は無いんですけどね(笑)。でも長い間、僕と一緒にいるんで「私も格闘技をかじってる」って本人は言ってますよ。

道内の修斗では「打撃といえば石澤」といったイメージが定着しつつありますが、いつ頃から打撃に興味をもち始めたのですか?

ミルコ・クロコップ選手が総合の試合においても、打撃だけでもあれだけの活躍をしているのを見てからです。彼の動きをビデオで研究して参考にしましたから、「北のミルコ」だなんて呼ばれるんですけど(笑)。

アマチュアの頃から打撃の大会に参加されていたんですか?

いえ、その頃はまだ「カミナリモン」もありませんでしたから。そのうち僕もプロになっちゃってアマチュア大会には出れなくなったわけです。そんなときに修斗とシュートボクシング(SB)がコラボする興行があって、SBの選手と打撃でやってみないかっていうお話をいただいたんです。

打撃初挑戦からいきなり3連敗を喫しますが、よく撤退を口にしませんでしたね。

とにかく負けたまま終わるというのはイヤだったんで。それはジムの仲間も同じ気持ちでした。負けて終わりというのはあり得ません。

連敗といっても対戦相手は常にランク上位の選手でしたから恥ずべき戦績ではないと思います。それよりも挑戦一年目でランキング入りを果たしたという事のほうが十分に快挙といえるのではありませんか?

まだ一回勝っただけですからね(笑)。問題はこれから。「BOUT」の小堀プロデューサーにも「上を目指すのであれば、今のままでは難しいですよ」と厳しいお言葉をいただきました。僕もそれは十分に分かっているので、これからも質の高い練習をして成果を上げたいですね。

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格闘技人気を取り戻したい

道内最大の格闘技イベント「BOUT」でもすでにレギュラーになった感のある石澤選手ですが、今後はどういったところに照準を合わせていますか?

チャンスを頂けるのであれば、RISEとSBの上位ランカーと対戦してみたいですね。過去にもSBのS・フェザー級王者の歌川選手やライト級1位の菅原選手と対戦していますから、イメージはある程度できているんです。

ライバルもしくは刺激を受ける選手がいましたら教えてください。

同じパラエストラ札幌の阿仁鬼ですね。仲間に対しても自分に対してもすごい情熱を注いでるし、誰よりも練習してるし、僕らにとってはリーダーというか番長的な存在です。最も刺激をうける選手ですね。

今後の抱負をお聞かせください。

格闘技人気を取り戻したいって、いつも考えてるんですよ。 総合系にしろ打撃系にしろ、いまは盛り上がりに欠けますよね。TVでもやってないし。「SHOOTO GIG NORTH」でも「BOUT」でも僕でお役に立てるのであれば、アグレッシブな試合をして一般のお客さんも足を運んでくれるように裾野を広げたいですね。

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【石澤大介 プロフィール】1978年9月14日、札幌市出身。新日本プロレスの闘魂三銃士に憧れ、格闘技の世界へ。総合格闘技「修斗」のリングで活躍するMMAファイター。一本よりもKOを狙うスタイルで人気を博す。ミルコ・クロコップばりのハイキックを得意としていることから、「和製ミルコ」の異名をもっている。2013年より道内最大の格闘技イベント「BOUT」にも本格参戦。道内所属の選手では屈指の人気を誇っている。

ジム・道場データ

Photo & Text:山田タカユキ

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山田 タカユキ

山田 タカユキ

1971年生まれ。おもに格闘技イベント「BOUT」に関するレビュー記事や、出場選手へのインタビュー記事を担当。競技経験は空手・キックボクシング、ブラジリアン柔術。愛読書はさいとうたかおの「鬼平犯科帳」。
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