パンクラス札幌大会で活躍する早坂優瑠(CORE QUEST KUSIRO)が、パンクラスのストロー級6位にランクインされた。パンクラス札幌大会での二連続一本勝ちが評価されてのランクイン。パンクラス札幌大会で成績を残した選手のランキング入りはこれが初めてとなる。
プロレスラー・ケンドーカシンに憧れて格闘技の門をたたいた早坂。道内ファンには馴染みがないかもしれないが、ZST、DEEP、NEXUS、パンクラスと渡り歩いてきた叩き上げのグラップラーだ。戦績も二桁にのぼる。
2014年まで黒星が先行していたが、2015年より地元釧路で自身のジム「CORE QUEST KUSIRO」を立ち上げてからは一気に覚醒。
2015年12月6日に行われたパンクラス札幌大会での黒石大資(スカーフィスト)戦では、スピードと柔軟性に富んだパフォーマンスをみせ、2R終盤にチョークスリーパーで一本勝ちを収めている。活動拠点を釧路に移してからは、負けなしの3連続一本勝ちという好成績だ。
「スポンサーに恵まれたのが大きいです。ジムも常設になりましたし、職場も斡旋していただいて、格闘技に専念できるようシフトを組んでもらっています。また、自分のジムを持ってからは、生徒の前で恥かしい試合はできませんから、いい意味での緊張感をもって試合に臨んでいます。」
早坂自身が語るように、環境・メンタル面での変化が快進撃の原動力になっているようだ。
パンクラスのランキング入りは当初からの目標としていた早坂。だが、目標達成の次期は2016年を予定していたという。
「2015年中にランキングに入れるとは思っていませんでしたから、メチャクチャ嬉しかったですね。おかげで最高の正月を迎えることができました。2016年は勝負の年。格上のランカーとの対決も視野にいれ、自分を高めていきたい」
もともとグラウンドでの極め力には定評があった早坂。ここにきてその才能と生活環境が見事にリンクし、一気にブレイクの兆しをみせている。2016年、道内MMAシーンのキーマンとなるか?
写真提供:PANCRASE札幌大会事務局
photo:長尾 迪 text:山田タカユキ
山田 タカユキ
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