BOUTに集う華麗な面々:BOUT-20編

 一流選手のハイレベルな攻防で、北海道の格闘技ファンを唸らせるBOUTですが、セコンドとして来札する面々にも、さりげなく豪華な顔ぶれをチョイスしているのもBOUTの特徴です。

会場の中には、試合よりもセコンドのほうが気になるといったマニアックな方もいらっしゃるのでは?そんな豪華ゲストが誰にも知られることなく、札幌をあとにするのは忍びない。

そんな想いから始まったこのコーナー。今回は20回記念大会ということで、過去最高の華麗でマニアックな面々が揃いました。まずはこの方から。

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 スピードマスター・山本真弘さん。AJKFフェザー級タイトル獲得をはじめ、IKUSA GP -U60優勝、Krushライト級グランプリ2009優勝等々、輝かしい戦歴をほこるテクニシャン。2010年の3連敗を経てのIT’S SHOWTIME世界王座獲得は感動もの。今回は吉田敢選手のセコンドで来札。

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 「リングに咲く赤いバラ」の異名をとった、元新日本キックボクシング協会フェザー級王者・小野寺力さん。元全日本キックボクシング連盟フェザー級王者の佐藤孝也さんをハイキックでKOした試合は語り草。さすがに現役時代よりは太ってはいるものの、あいかわらずの男前。現在はRIKIX主宰。

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 そして、このお方をご存知の方は、かなりのマニア。元MA日本キックボクシング連盟バンタム級王者・鴇稔之さん。現在のようにチャンピオンが何人もいる時代ではなく、MAキックと全日本キックが全盛の頃のチャンピオンですから、ベルトの価値がちがいます。先の小野寺力さんや、元ラジャダムナン・スタジアムスーパーライト級王者・石井宏樹さんを育てた名伯楽としても有名。KICK BOX主宰。

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 こちらはメインのISKA世界戦を捌いたレフェリーの和田良覚さん。Uインターのレフェリー時代から、その人柄の良さが評判となり、いまでは打撃系からも引っ張りだこ。世界的メジャー・ISKAの公認レフェリーは、日本人では和田さんただ一人。

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 写真左は新王者のセコンドで来日したジョン・ジャービスさん。空手出身の敏腕トレーナー。イギリス極真のデビット・ピクソールを知っているかと尋ねると「戦ったことがある」とのこと。写真右は、ISKA日本代表 加藤 勉さん。

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 こちらも超大物現役格闘家。お忍びでの来札のため、プロフィールは非公開。その他、元全日本ライト級王者、元WPMF世界ライト級王者・増田博正さんも、中澤弘志選手のセコンドで来札。写真を撮り損ねたのは無念の一言。

写真提供:BOUT実行委員会
photo & text:山田タカユキ

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山田 タカユキ

1971年生まれ。おもに格闘技イベント「BOUT」に関するレビュー記事や、出場選手へのインタビュー記事を担当。競技経験は空手・キックボクシング、ブラジリアン柔術。