拓也がアウェイ決戦を制する | RISE WEST.10 アクロス福岡イベントホール

拓也、上位ランカーを連続撃破

拓也(RISEバンタム級10位/蹴空ジム)が、敵地・福岡で価値ある一勝をもぎ取った。

3月18日(日)、アクロス福岡イベントホールにて開催された「RISE WEST.10」において、拓也(RISEバンタム級10位/蹴空ジム)は、地元福岡の成長株・小崎貴誠(RISEバンタム級8位/リアルディール)とランキング戦で激突。

初回からボディを効果的に攻めた拓也は、終盤に失速した小崎を圧倒的な手数で押しきり、フルマークの判定勝ち。これでBOUT-29で対戦した鈴木雄大につづき、上位ランカーの2連続撃破に成功した。

アウェイ決戦史上、もっとも価値ある勝利

拓也の対戦相手・小崎貴誠は非常に才能豊かな選手だ。最近では津田鉄平や村山智耶などの上位ランカーを撃破しており、昨年12月のRISE WEST.9ではNJKFの上位ランカー・雄一をも下している地元福岡の次期エース。

加えて、昨年5月に行われた「RISE WEST.7」では、同じく札幌から遠征した山川賢誠(RISEバンタム級5位/札幌道場)が、地元福岡のエース・有松 朝からダウンを奪っての勝利を収めていることからも、福岡勢にとっては絶対に負けられない雪辱の舞台だったのである。

このような条件下で地元選手に勝利するというのは非常に困難だ。地元判定の可能性も考慮するならば、正直、拓也が勝利する確率は低いだろうというのが筆者の予想であった。まったく脱帽というほかない。

過去にはAKINORI(蹴空ジム/RISEライト級8位)がダウンを奪われてからの逆転判定勝ちを収めるなど、アウェイ決戦にはめっぽう強い蹴空ジム。今回の勝利は蹴空ジムのアウェイ決戦史上、もっとも価値ある勝利といえるだろう。

以下に試合後の拓也との一問一答をお届けする。

▲アウェイ勝利をもぎ取った拓也と、チーム蹴空ジムの面々

試合後の拓也を直撃。一問一答

試合に向けての調整はどうだったか

正直、動けない時期があった。SNSには「絶好調!」と書き、ポジティブ思考でいることに務めた。

勝利した要因をひとつだけ挙げるとすれば?

気持ちの強さ。そして、その気持ちの強さを維持できたのは、これまで応援してくれた皆さんのお陰だと思っている。また、今回のチャンスをくださった小堀プロモーターにも感謝したい。

前日計量での小崎選手の印象は?

胸筋が大きいなと。経験上、胸筋が大きい選手は試合での圧力はそれほどでもないというのが僕の持論。予想通り、試合中にプレッシャーを感じることはなかった。

2ラウンドには右ストレートを喰らい、あわやという場面があったが

自分のディフェンス面での弱さは理解しているので、多少の被弾は許容範囲。技術的に遅れをとっているとは感じなかった。

左のレバー打ちが際立っていたが、手応えはあった?

初回から相手の「ウッ」という声が漏れていたので、手応えは感じていた。ただ、詰めが甘いところは今後の課題。レバーブローはこの試合に向けて練習を重ねていたので、試合で練習通りのことが出せたという点では満足している。

3R終了のゴングを聞いて、なにを思ったか?

延長戦を覚悟していた。リング下からも「延長があるから、気を抜くな」と声がかかり、気を引き締めた。

アウェイ決戦だったが、地元観衆の敵意は感じたか?

まったく感じなかった。試合後も写真撮影を求められ、「一番面白い試合だった」と声をかけていただき嬉しかった。

▲勝利者トロフィーを手にポーズをとる拓也

写真提供:蹴空ジム
text:山田タカユキ

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山田 タカユキ

山田 タカユキ

1971年生まれ。おもに格闘技イベント「BOUT」に関するレビュー記事や、出場選手へのインタビュー記事を担当。競技経験は空手・キックボクシング、ブラジリアン柔術。愛読書はさいとうたかおの「鬼平犯科帳」。
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