北海道ケージファイト01:速報レビュー

北海道ケージファイト01
2016年5月29日(日)札幌市・琴似コンカリーニョ

夜間のパンクラス札幌大会に先立って行われたアマチュア競技会「北海道ケージファイト01」。

北海道初のケージ導入で話題となった今大会。会場ではケージ入場第1号をはたした選手たちが目を輝かせてアップに励む。設営されたケージにため息をもらす関係者からは「予想以上の出来」「感動的」等々、好意的なコメント。評判は上々のようだ。

以下、オクタゴンの様子と試合結果をお伝えする。

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▲ライトアップされた道内版オクタゴン。美しく幻想的な趣に、会場からはため息が。我先にとキャンパスの感触を確かめる選手たち。ウォーミングアップもいつもより熱が入る。

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▲第1試合Aクラス-70.3kg
×猪俣俊祐(T-pleasure)
○須藤秀斗(棚田道場)
2R判定0-3
打撃で主導権を握った須藤が危なげなく判定勝ち。

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▲第2試合Cクラス-61.2kg
×佐藤文俊(T-pleasure)
○山田忠洋(WSR札幌)
2R判定0-3
キックとMMAで二刀流に挑む山田が、非凡な才能を披露。スウィープなども難なくこなし、この日一番のテクニシャンぶりをみせた。セコンドにはカナダのTristar Gymから藤野敦史が来日。山田はベストファイター賞受賞。

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▲第3試合Aクラス-77.1kg
○廣田憲治(パラエストラ札幌)
×植田尚樹(CORE QUEST KUSIRO)
1R終了TKO
パラエストラ札幌の重戦車・廣田が、圧巻のラッシング・パンチで植田の鼻骨を叩き折った。1R終了時点でドクターストップ。廣田はMVPを受賞。

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▲ベストファイター賞の山田忠洋(WSR札幌)と、MVP受賞の廣田憲治(パラエストラ札幌)。試合数は少なかったが、仮に試合数が多かったとしても文句なしに受賞していたであろう試合内容だった。

両者ともに試合で勝利するのは初めてだったろうか?じつにいい笑顔をしていた。

今回のケージファイトは4試合が組まれた。そのうち1試合は不戦勝だったため、実質的には3試合のみ。今後の参加人数の増加に期待したい。

写真提供:パンクラス札幌大会事務局
photo & text:山田タカユキ

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山田 タカユキ

1971年生まれ。おもに格闘技イベント「BOUT」に関するレビュー記事や、出場選手へのインタビュー記事を担当。競技経験は空手・キックボクシング、ブラジリアン柔術。