かねてからK-2グランプリに標準を定め、首都圏大会への挑戦を続けている札幌の一信会館。
昨年10月に東京で行われた「第7回K-1チャレンジ」において、-55級Bクラストーナメントを一信会館の新星・青木惇人が制したことはすでにお伝えしたとおりだ。
そんな独自路線を突き進む一信会館が今回参戦したのは、2月21日におこなわれたK-2グランプリ関東予選。梅田将成(写真上)・青木惇人(写真下)の2選手を送り込み、両者ともにグランプリ決勝への切符を手にしたという。
一信会館を率いる佐藤信一館長は、札幌の隠れた名伯楽。お忍びで佐藤館長の指導を仰ぐ選手もおおく、アマチュア競技会の最高峰「KAMINARIMON」の札幌大会で好成績をのこしている選手でも、もとをたどれば佐藤館長の指導をうけていたという話は少なくない。
今回、決勝への切符を手にした梅田将成も、佐藤館長の下でトレーナーを務めながらキャリアをのばしてきた選手で、当サイトからも特におすすめしたい有望株の一人だ。
札幌のキックボクシングファンには馴染みのない名前だが、KAMINARIMON札幌大会に参戦していた2012年当時から将来を嘱望されてきた逸材である。
道内最大の格闘技イベント「BOUT」を主戦場として活躍しているキックボクサー・山川賢誠とも親交が深いことから、一時期はBOUTへの参戦も噂されたが、現在は新空手の首都圏大会に的を絞って調整をおこなっているようだ。
個人的にはアマチュアのマットより、プロのリングのほうがより映える選手だとおもう。2016年は新空手のランキング入り→プロ昇格と駒を進めることができるか?3月の吉報に期待したい。
写真提供:一信会館、text:山田タカユキ
山田 タカユキ
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