BOUT-18:トモノリ、世界前哨戦で韓国の若武者を撃破

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ノースエリア格闘技イベント BOUT18
2014年11月23日(日)札幌市・琴似コンカリーニョ

 メインは世界チャンプ・TOMONORIが、コンカリーニョのリングに初見参。韓国のバンタム級1位・ジョン・ボム・ギュを迎え撃った。その他、RISEの新人王・AKINORI、釧路のハードパンチャー・出口智也のKO競演など、見どころ満載のBOUTの第18回大会。

▼メインイベント:日韓国際戦ムエタイルール52.5キロ契約3分5ラウンド
○TOMONORI(WBCムエタイ日本統一フライ級王者、WMCインターコンチネンタル・スーパーフライ級王者、UKF世界バンタム級王者/OGUNIGYM※札幌在住)
×ジョン・ボム・ギュ(国際キックボクシング連盟バンタム級1位・ソウル青武ジム)
TKO 4R 2′30

 1R開始早々にTOMONORIが右ミドル。サウスポーのギュは大きく体勢の崩す。ギュも負けじとミドルを返すが、TOMONORIは芸術的なスウェイ。実力差が歴然。

 つづいてTOMONORIは内腿に右ロー連発。ギュの右足が大きく飛ばされる。この時点で、TOMONORIがいつ試合を決めるかに場内は注目。

 2RもTOMONORIは、内腿ロー中心に軽くいなす。まったく相手にならないギュ。おふざけで出したTOMONORIの後ろ回し蹴りの蹴り終わりに、ギュがパンチを合わせ、ちょっとヒヤリの場面も。

 3Rも内腿ロー、ミドル、ヒジとTOMONORIはやりたい放題。ギュは立っているだけでも立派。4Rにはいると、奥脚ローも効いてどうにもならないギュ。精神力だけでかろうじて立っている。

 肩の負傷が再発したTOMONORIは、一気にたたみ掛ける。ダメージの激しいギュに、レフェリーはスタンディングダウンを宣告。再度ダウンですぐに試合終了と思われたが、ギュは決死の特攻をかける。

 最後の最後で見せ場を作ったギュは賞賛に値するが、2分30秒に力尽き、レフェリーストップとなった。
 
bout18-1
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▼セミファイナル:RISE公式戦ライト級3分3ラウンド
○AKINORI(RISING ROOKIIES CUP2014ライト級優勝・蹴空ジム)
×松木 集(INSANITY)
KO2R2′00

 RISING ROOKIIES CUP2014でライト級を制したAKINORIがBOUTのリングに凱旋。一方の松木は、女子高生コスプレでリングイン。

 1R、松木はローの連打とフルスイングのパンチで前に出る。思い切りがいい。若干、面食らった表情のAKINORIだったが、素直に前に出てくる松木の前足に、得意の右ローをグサリ。これで歯車が狂った松木。

 以後はコンパクトなパンチで前に出るAKINORI。松木は回転数で追いつけない。AKINORIはロープに詰めて、打ち下ろし気味の右ストレート。松木、たまらずダウン。

再開後、AKINORIの猛攻。1RKOを意識したか、やや力みがある。松木も逃げずに真っ向から打ち合いに応じる。

 2R、ボディからローの連携が冴えるAKINORI。ローのダメージを隠し切れない松木。中盤にAKINORIの左フックがヒット。ストン、とダウンする松木。ダメージ深し。

再開後も前に出ることをやめない松木だったが、パンチで二度ダウンを喫し、無念のノックアウト負け。 

bout18-3
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▼REBELS公式戦55kg級3分3ラウンド
△中澤 弘志(REBELS・55kg級ランキング11位、スクランブル渋谷)
△土橋 朋矢(WPMF日本スーパーフライ級8位・新宿レフティージム)
引き分け 判定1-1

 北海道初となるREBELS公式戦。札幌出身でREBELSランカーの中澤が、新宿レフティーの古豪、土橋を迎え撃った一戦。

 1R開始と共に左右のミドル・ローで出る土橋。面食らった中澤だが、すぐに左フックを軸に圧力をかけかえす。蹴りの土橋vsパンチの中澤。お互いに譲らず。終盤、土橋の回転ヒジにイエローカード。

 2R、中盤に中澤がミドルにあわせた右ストレートをヒット。腰から崩れる土橋だが、中澤も勢い余って、もつれるように倒れてしまう。中澤が立っていれば、土橋のダウンとなったシーン。それ以外は土橋がやや優勢。

 3R、組んでから3秒以内は攻撃が許されるREBELSルールのため、膠着状態が目立つ。パンチで攻めたい中澤はイラついている様子。

若干、土橋が押している印象でゴング。両者、ガッツポーズで勝利をアピール。判定は1-1の引き分け。 

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▼RISE公式戦フェザー級3分3ラウンド
○出口 智也(忠和會)
×関口 直正(パラエストラ札幌)
TKO 1R 0′54

 連勝街道を突き進む出口に、パラエストラ札幌期待の関口が挑む。

 ゴングと同時に前に出る両者。関口はステップワークが軽快。手数、圧力ともに出口に引けをとらない。パンチにくわえて内腿、前蹴り、ミドルなど攻撃も多彩。とくにボディへのクイックリーなヒザが出るということは調子がいい証拠だ。

 対する出口は、得意のショートパンチの連打が全開。ステップを踏む関口を強引にロープへ詰めると、耳の後ろあたりに右フック一閃。顔をゆがめてグラつく関口。

 出口がダメ押しの右ストレートを叩き込むと、関口はもんどりうってダウン。セコンドからはタオルが投入。1分とかからないKO劇だった。

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他の試合結果は以下の通り。

▼RISEセレクションマッチバンタム級2分3ラウンド
○畑中 健太(蹴空ジム)
×下野 魁斗(新宿レフティージム)
TKO1R1′29

写真提供:BOUT実行委員会
photo:長尾 迪 text:山田タカユキ

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山田 タカユキ

山田 タカユキ

1971年生まれ。おもに格闘技イベント「BOUT」に関するレビュー記事や、出場選手へのインタビュー記事を担当。競技経験は空手・キックボクシング、ブラジリアン柔術。愛読書はさいとうたかおの「鬼平犯科帳」。
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