11月5日開催:BOUT-30 前日計量レポート

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

いよいよ明日に迫ったBOUT-30。メインイベントは、パッカシット・ウィラサクレック(WSR札幌)とパク・ヒジョン(光州MBSジム/韓国)がBOUTムエタイルールで激突する国際戦だ。

BOUT-28でもBOUTムエタイルールで戦ったパッカシットだが、純粋なムエタイルールとの違いに涙をのんだ。今回の相手もどの程度のムエタイスタイルなのかは未知数であるが、ルールへの適応力がカギとなるだろう。

そして同じく韓国ファイターとの国際戦に挑むのは、パッカシットの愛弟子・熊谷麻理奈(WSR札幌)。相手のチェ・ジョンスン(春川ハノルジム/韓国)は、MMAでの試合経験も噂される超肉食系女子。

ヒジ有りルールゆえに、美女同士の流血斬り合い合戦に発展すれば、観客の心にトラウマとなって残ることは避けられそうにない。

その他、当サイトおすすめのMMAファイター・平賀正孝がBOUTに殴りこみをかける一戦、GRABSの成長株・白岩昭人がRIKIXからの刺客を迎え撃つ一戦など、「BOUT’s MuayThai」の名に恥じない激戦が堪能できる今大会。

決戦にさきだって行われた前日計量の模様をお届けする。

メインイベント

▼BOUT ムエタイルール63.5㎏契約3分3ラウンド
・パッカシット・ウィラサクレック(WSR札幌)
・パク・ヒジョン(光州MBSジム/韓国)

パッカシットはいつもどおり淡々とした様子。「韓国人との対戦は初めてだが問題ない。入場曲のCDを忘れてしまったのが唯一の失敗だ」とジョークをかました。

一方、謎のベールに包まれたパク・ヒジョン(画像右)は、韓国のHSMという中堅団体で二階級を制覇しているタイトル・ホルダーだった。彼は韓国キック界の成長株で、タイプ的にはカウンターパンチャーだという。

セミファイナル

▼BOUT ムエタイルール・スーパーフライ級3分3ラウンド
・平賀正孝(TEAM urespa)
・加藤洋介(チームドラゴン)

畑違いの計量会場にも臆することなく登場した平賀(画像左)。見事にシェイプされた肉体を披露した。相手の加藤はそれほどのオーラは感じさせなかったが、当日のセコンドはチードラの前田憲作氏が務める予定だ。MMAファイターの平賀としては負けてもともと、失うものは何もないのが強みだ。思い切りいってほしい。

第三試合

▼BOUT ムエタイルール60㎏契約3分3ラウンド
・熊谷麻理奈(WSR札幌)
・チェ・ジョンスン(春川ハノルジム/韓国)

パッカシットと共に会場入りした熊谷。「以前にも増してムエタイを叩き込まれた。私史上、もっとも成長できた一ヶ月だった」と語る充実ぶり。

対するチェ・ジョンスン(画像右)は、予想通りMMAのリングにもあがるマルチファイターだった。ムエタイでの戦績は12勝3敗と大きく勝ち越している。タイプ的にはガチガチのインファイターだ。以下の動画はMMAでのチェ・ジョンスンのファイト。

第二試合

▼BOUT ムエタイルール74㎏契約3分3ラウンド
・白岩昭人(Grabs)
・馬場仁(RIKIX)

「ヒジ、ヒザが自然に出るまで訓練した。全体的にレベルアップして一皮むけたといった感じ」と語ったのは白岩の師・TOMONORIだ。白岩の表情も良く、同門の山口翔平を含め、チームとしての勢いを感じた。

一方の馬場(画像右)は自らBOUT参戦を志願した、今回がデビュー戦という40代ファイター。身体の絞り具合からいって白岩有利といったところだろう。

第一試合

▼BOUT ムエタイルール58㎏契約3分3ラウンド
・原島モルモット佑冶(TESSAIGYM)
・山浦俊一(新興ムエタイジム)

スポーツライター・布施鋼冶氏がオススメするのが、このところ二連勝と上り調子の原島。いつにも増して笑顔が絶えなかった原島は、「前回のBOUTでは負けているので、今回は勝って連勝記録を伸ばしたい。手数では絶対に負けないので、攻めて攻めて攻め続ける」と語った。ちなみにリングネームが変わったのは、クロスポイント所属の浜本キャット雄大に敗北した場合の約束だったからだそうだ。

日本勢は心してかかるべし

今回来日した韓国勢は要注意だ。選手自体も元ランカーとか元チャンピオンといった肩書きではなく、正真正銘の上り調子の若手を揃えてきた。

対戦相手の計量時に、計量器の目盛りを覗き込むなど圧力のかけ方もそつがない。会場内ではデカい声でしゃべりまくり、相手選手に自国の選手と写真撮影するよう強要するなど、やりたい放題だった。

▲韓国勢期待の若手、チェ・ジョンスン(左)とパク・ヒジョン

彼らが意識的に行ったかどうかは別として、こういった厚かましい振る舞いは、敵地(特に海外では)での大切な駆け引きの一つなのだ。初対面の心理戦は韓国側の圧勝といっていいだろう。こう言っては失礼だが、札幌勢はノンビリしすぎだ。

また、今回は韓国でも注目のプロモーション「RISE」と「 KNOCK OUT」の両プロモーターが会場に姿を見せるとあって、どうにかビックイベントに食い込みたい韓国勢としては、またとないチャンスとして捉えている。

韓国勢のジム会長は、カメラを持つ筆者を大手マスコミと勘違いしたらしく、動画や画像を見せての売り込み攻勢が凄まじかった。こういったハングリーさは、選手の試合に対するモチベーションにも関係してくる。日本勢は心してかかるべきだ。

▲来日した韓国勢。左から二名がジム会長、右端はBOUTの黎明期に活躍したハイパー・キック・リー氏。BOUTのオールドファンには懐かしい名前だ。

BOUT-30概要・対戦カード

【ノースエリア格闘技イベントBOUT-30】
▼日時:
2017年11月5日(日)
17時開場17時30分試合開始
▼主催:
BOUT実行委員会 TEL:0115623291
▼場所:
コンカリーニョ(JP琴似駅直結※駐車場無)
▼チケット料金:
SRS席¥7000 A席¥5000 ※当日500円アップ
▼チケット販売所:
チケットぴあ 0570-02-9999
Pコード 836-891
(セブンイレブン・ファミリーマート店頭)
他、出場選手所属ジム

【BOUT-30 決定済み対戦カード】

▼BOUT ムエタイルール63.5㎏契約3分3ラウンド
・パッカシット・ウィラサクレック(WSR札幌)
・パク・ヒジョン(光州MBSジム/韓国)

▼BOUT ムエタイルール・スーパーフライ級3分3ラウンド
・平賀正孝(TEAM urespa)
・加藤洋介(チームドラゴン)

▼BOUT ムエタイルール60㎏契約3分3ラウンド
・熊谷麻理奈(WSR札幌)
・チェ・ジョンスン(春川ハノルジム/韓国)

▼BOUT ムエタイルール74㎏契約3分3ラウンド
・白岩昭人(Grabs)
・馬場仁(RIKIX)

▼BOUT ムエタイルール58㎏契約3分3ラウンド
・原島モルモット佑冶(TESSAIGYM)
・山浦俊一(新興ムエタイジム)

写真提供:BOUT実行委員会
photo & text:山田タカユキ

The following two tabs change content below.
山田 タカユキ

山田 タカユキ

1971年生まれ。おもに格闘技イベント「BOUT」に関するレビュー記事や、出場選手へのインタビュー記事を担当。競技経験は空手・キックボクシング、ブラジリアン柔術。愛読書はさいとうたかおの「鬼平犯科帳」。
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

error: IPアドレスを記録しました。