北海道キック界の至宝・UMAがMMA-ZENに初登場! | K&Kボクシングクラブ・UMAさん

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インタビュー第22回は、北海道キック界のホープ、K&KボクシングクラブのUMAさんにインタビュー。新興団体「REBELS」への想い、ビッグイベント「S-cup」での舞台裏等々、話題満載です。

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北海道キック界の至宝がMMA-ZENに初登場

今回はご出演いただき有難うございます。このところもの凄い活躍ですね。もう東京で何戦したんです?

15戦くらいでしょうか。最近やっと10勝に辿りついたところです。

UMA選手ほどの実績がありながら、道内のファンに名前を知られていないというのは残念です。道内で試合を見たいという声も多いですが。

そうですね。僕も北海道のファンの前で試合したい気持ちはあります。ただ、いまは東京で呼んでいただいてチャンスをいただいてますから、しっかり結果を出して認めてもらう時期なんじゃないかと思ってます。東京で認めてもらって、それから凱旋っていうのも悪くないなって思いますね。

道内よりも首都圏で名前が売れてるというのはカッコいい気もしますけどね。ツイッターでは佐藤嘉洋選手からもフォローされているんでしょう?

そ、そうなんですよ。めっちゃくちゃ嬉しかったっすね(笑)。

キックボクシング以前は日本拳法を修行されていたとか?

僕はK-1のアンディ・フグのファンだったので、フルコンタクト系の空手を習いたかったんですが、月謝も高いし、とりあえずは近所の児童会館で教えていた日本拳法から始めたんです。

でも練習が週1回だったので、物足りなくなって今のジムに入門したって感じですね。あと、試合にも出場したかったですから。

アマチュア時代から注目度が高かったUMA選手ですが、一時期、プロになるつもりはないようだという噂が流れました。

最初はプロになるつもりは無かったんです。実際、プロになってからもしばらく悩んでいましたから。歳も歳だし、親もいるしで、就職する方向にシフトしていったほうがいいのかなって。

でも去年、マーシャルアーツ日本キックボクシング連盟のチャンピオンと戦えるチャンスを頂いて、幸いにも勝利を収めることができたんです。

その後も上位クラスの選手とやらせていただいたんですが、それほどの差は感じなかったんですよ。だから、もう少し頑張ってみようかなって。

チャンピオンを一発で仕留めた試合は衝撃的でしたね。あの飛び膝は狙っていたんですか?

いえ全然。僕もビックリしましたから(笑)。

最近、主戦場としているREBELSはいかがですか?

REBELSさんに拾っていただいて感謝してるんですよ。北海道から来てるっていうのを考慮してくださって、以前のようにお金払って試合しに行くみたいなことが無くなりましたから。はじめのころは先輩の大場さんが自腹を切って東京までセコンドしに来てくれてましたから、マジ辛かったっすよ。

代表の山口さんも、なにかと気遣ってくれるんです。以前、REBELSとシュートボクシングの3対3の対抗戦でREBEL側の大将を務めさせていただいたんですが、前の2人がKOでやられたんですよ。そんなときにも山口さんが声をかけてくれて。やっぱ、名チャンピオンだった方に声をかけていただくと勇気でますよ。

わかります、わかります。

それから、有名選手と同じ控え室にして頂いたんですけど、めっちゃ嬉しかったですね。日菜太選手とか健太選手とか、Youtubeで見ていた憧れの選手が同じ控え室にいて、僕の名前とかも憶えていてくださるんです。夢みたいっすよ。

あと、東京のお客さんが観客席から「UMA~!」って声かけてくれるときなんか、REBELSさんにきて良かったなぁって思います。

それでは、狙うのはREBELSのベルト?

そうですね。でも去年、WBCムエタイ王座の挑戦者決定トーナメントで負けちゃいましたからね。もう一度仕切り直しって感じです。

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早いラウンドでぶっ倒すことしか考えてません

札幌の試合で下している今村選手との再選で負けちゃったんですよね。名前が売れてくるに従って、研究されてきてる部分というのは感じますか?

う~ん・・・。一度勝った相手と再選して負けるっていうパターンが2度もあるんで、研究されると弱いっていう部分があるのかも知れませんね。今後はそういった部分の対策もしっかりしていかないと。

昨年末のS-cupでは1RでKO勝利を飾りましたね。いままでで一番大きな会場だったんじゃないですか?

そうです、そうです。めっちゃ嬉しかったっすよ!入場の時なんて、マンションの3階くらいの高さのところから出て行くんです。入場曲がかかって自分の名前がコールされて、それってK-1とかで見ていた世界じゃないですか。それにアンディ・サワー選手とか、自演乙選手とかにも会えたし、ホントもう一生ものの経験って感じでしたね。

対戦相手のルード選手が、これまたトップ中のトップランカーでした。パンチでKOというのはUMA選手にしては珍しいですね。

狙っていたわけじゃないんですけどね。序盤から蹴りまくっていたら、頭が下がったんですよ。顔が目の前にあったんで、殴ったら倒れちゃったって感じですね。あそこまでいったら、やっぱ本戦に出てみたかったっていうのはあります。

シュートボクサーには勝率がいいですよね。

バックグラウンドが日本拳法ですからね。打撃はもちろん、ブン投げてもいいし、間接決めてもいいしっていうルールでやってましたから、投げに対する苦手意識はないですね。あと、シュートボクシングはアマチュア大会にも出てますから、違和感ってものがないのかも。

アマチュア時代に下しているMASAYA選手、坂本優起選手はいまやチャンピオンです。そのあたりの感想は?

やらせてください!って感じです(笑)。っていうかチャンピオンとかランキングとかって僕の中では関係ないんですよ。

要は自分のスタイルにうまくはめる事ができれば、相手が誰であろうとやれると思ってるんで。いかに精神状態をベストにもっていくか。結局は自分との戦いですね。

試合において一番気をつけている点はなんですか?

先手を取ることですね。僕は早いラウンドでぶっ倒すことしか考えてないんですよ、判定になったら負けると思ってるんで。ダウンを取って判定になっても不安ですね。だから、いかに先手を取って倒すかってところですね。

得意技はなんですか?

蹴りですかね、左の蹴り。大体、腹が効いてくればこっちのもんって感じです。コンビネーションで攻めるほうじゃないんで、一発グサリと刺して、相手が嫌がってくれれば自分のパターンにもっていきやすいですね。

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倉島さんのおかげで今の僕がある

練習を拝見しましたが、試合前だけに気合はいってますね。練習で重要視しているパートはなんですか?

ミットとマス・スパーですかね。スタミナに加えて技術的な面のレベルアップも心がけています。

ウェイトトレーニング等の運動はどうですか?

していません。そのうち必要になってくるかもしれませんけど、いまのところはパワー負けして押し込まれるってことがないんで、必要性は感じていません。

それに東京は筋肉ムキムキっていう選手が多いんで、僕みたいにフツーの身体してると、みんな油断してくれるんですよね(笑)。

実は百合が原方面でロードワークしている姿をよく見かけるんです。いつも何キロくらい走るんですか?

朝7キロ、夕方に7キロってところです。スタミナ切れで実力を出し切れず終わるのが一番みっともないですからね。

北海道から呼んでもらってる立場なんで内容も問われるじゃないですか。しょうもない試合は絶対にしたくないですね。

さすがに走りこんでますね。もしかすると減量も苦労するタイプですか?

いえ、減量はそれほど苦労は無いですね。汗をかきやすい体質なので、落とそうと思えば一気に落とせるんですよ。

ただ、回りからも注意されるんですが、普段からめちゃくちゃ食べるんですよ。だから、しっかり走りこんで締めるところは締めておかないと。

いつも何キロくらい落とすんですか?

最近は65kgでお話をいただくんですよ。だから、普段の練習で70kgくらいにキープしておいて、残りは直前に一気に落とすって感じです。

やっぱ、徐々に落としていくと練習で動けなくなるじゃないですか。僕の場合それはしたくないんで、直前の調整に入った段階でサッと落とすほうが性に合っていると思います。

計量をパスしたら最初になにを食べますか?

ラーメンとかハンバーグ(笑)。ホントは食べるなって言われてるんですけどね。僕の胃腸は普通の人と違うんで、全然食べれちゃうんですよ。

ジムでは誰かに教わるということはありますか?たまに、ほおっておいても強くなる選手っているんですけど、もしかするとそういったタイプなのかなって、ふと思ったものですから。

いえいえ、僕は基本的に練習嫌いなんです。過去にも練習不足で試合をして痛い目見てますから。
ジムでは先輩の大場さんと羽田さんによく教わってますね。

先にプロで活躍されてるんで、こういった局面ではどう動くのが正解かを的確に教えてくれるんです。ずっと一緒に練習してるんで、僕の悪いところも解ってくれてるし。いいアドバイスもらってます。

倉島トレーナーとの出会いはいつ頃だったんですか?

僕がまだ高校生の頃ですね。僕は人見知りな性格なんで、自分から話しかけるってことがないんですよ。ジムに入門した当初も誰とも関わることなく、ひとりで砂袋を蹴ってるようなジム生でした。

そんなときに倉島さんが声をかけてくれて、合同練習にも誘ってくれて。倉島さんがちょうどアマチュア・シュートボクシングの大会で優勝された時期だったんで、そういった方に教えてもらえるのは嬉しかったですね。倉島さんのおかげで今の僕があると思っています。

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ラウンド・ガールはいい香りがしました(爆笑)

UMA選手のインタビューが見たいといったメールを結構いただくんですよ。やはり、道内のファンにとってはミステリアスな存在だと思いますので、今回は格闘技以外のお話も聞いてみたいと思ってるんですが・・・・。

僕のインタビューのリクエストですか、嬉しいですね。女性からですかね?

かも知れませんね(笑)。女性ついでにお聞きしますが、彼女はいるんですか?

い、いないっすよ!めっちゃ奥手なんですから!彼女募集中だって書いておいてくださいよ(笑)。

どんな女性がタイプなんですか?

実は僕、モモクロの大ファンなんですよ。だから、あんな感じの女の子がタイプですね。キックパンツもモモクロ色だし、試合の入場曲もモモクロにしているくらいですから(笑)。

”ホワイト・ハンター”と恐れられるUMA選手がモモクロの曲にのって入場してくると(笑)。

そう(笑)。セコンドの大場さんは嫌がるんですけどね。「お前、先にいけ」っていつも言われます(笑)。

モモクロがZEPP札幌に来たときは応援に行かれましたか?

いえ、行ってません。僕の中ではチャンピオンになってモモクロに会うっていうのが最終目標なんで、そのまえに会ってしまうと燃え尽きてしまうんですよ。いまモモクロと会っちゃったら、おそらくキックボクシング辞めますね(笑)。

私の友人も50歳を過ぎているにもかかわらず、モモクロのファンなんですよ。なにがいいのかなって思いますけどね。

性的な対象じゃないんですよね。なんていうか”頑張ってる感”がいいんですよ。応援してあげたいっていうか・・・。

路上ライブから始めて、車で寝泊りしながらっていうのをYoutubeなんかで見てると、「スゲェ頑張ってんじゃん!」みたいな(笑)。 

なんとなく恐いイメージの強かったUMA選手だけに驚きを隠せません(笑)。

そうですか?みんな知ってるんじゃないですかね。僕はラウンドガールのお姉さんにも必ず握手してもらう男ですよ(笑)。

ラウンドガールといえば、年末のS-cupのラウンドガールはお色気全開でしたね。握手してもらったんですか?

もちろんっすよ。めっちゃいい香りがしましたから(爆笑)。でも、僕の試合は全然見てくれてないんですよ。もっと女性に注目されるような選手になりたいっすね。

それはまた動機が不純ではありませんか(笑)。

みんなそうですって(笑)。みんなのために頑張るとか言ってる人もいますけどね、女の子にモテたいっていうのは絶対にあるんですから(笑)。

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”北海道”の看板があると燃えるんですよ

貴重なお話をありがとうございます(笑)。UMA選手のクールなイメージが崩壊する前に話題を変えたいと思いますが、次戦は1月26日に行われるREBELS・23、ディファ有明大会ですね。抱負をお聞かせください。

まず、こういった素晴らしいチャンスをいただいている事に関して感謝したいです。北海道在住の選手では、僕が一番チャンスをいただいてると思うんですよ。

もちろんgrabsのTOMONORI会長は別格ですけど、それ以外であれば僕が先頭を走ってるっていうか、”北海道代表”だと思って戦いたいと思います。

それから、東京ではまだ”強い選手”っていう認定はされていないと思うんです。だから、今回の一戦も含めて勝ち星を増やしていって、UMAは強い選手だって認めてもらえるようになりたいですね。

北海道在住というのは一つのキーワードですよね。

そうなんですよ。これまでも東京に拠点を移して成功するケースはありましたけど、北海道に住みながらメジャータイトルを獲った人間はいないわけですから。

実際、うちのジムの選手もそうだし、例えば蹴空ジムの選手だって十分に首都圏で活躍する実力があるんですよ。僕が前例を作ることで、北海道の選手が活躍できる場が増えれば言うことないですね。

今回の相手、中村広輝選手は沖縄出身でLEGENDライト級王者、TENKAICHIキックボクシングスーパーライト級王者、元全沖縄ライト級王者とローカルながら結構なタイトルホルダーですね。

相手がどうこうよりも、今回は”65kg級の南北対決”って書かれてるんです。そういうほうが僕は燃えるんですよね。”北海道”っていう看板があるとメチャクチャ燃えるんですよ。

試合後にマイクを渡されたときも、必ず「北海道のUMAです」って言うようにしてるし、北海道代表っていう意識は強いですね。

中村選手はパンチ主体の選手だということですが、UMA選手の所属するK&Kボクシングクラブは本来ボクシングのジムですからね、苦手意識はそれほどないのではありませんか?

そうですね。ボクシングのほうでも国体代表クラスが沢山いますから、そういった面々と手合わせできる環境というのは恵まれていると思います。

最後にこれから首都圏での活躍を目指す道内のキックボクサーに、アドバイスを一言お願いします。

最初の試合でインパクトを残すこと。これに尽きます。最初の試合でショボい試合をしたら、もう声はかからないですから。とにかく最初の試合が大事です!

ありがとうございます。では1月26日の試合、健闘を祈ります。

ありがとうございます。必ず勝って帰ります。応援よろしくお願いします!

UMA選手が所属するK&Kボクシング・クラブでは会員を随時募集中です。詳細はWEBサイトまでお気軽に!

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【UMA プロフィール】本名・松井裕馬。1990年12月12日生まれ、札幌市出身の射手座。学生時代から日本拳法を学び、その後キックボクシングの世界へ。アマチュア時代より無敗の快進撃をつづけプロに転向。2010年、J-NETWORKで新人王獲得。2013年にはMAキックの王者・中澤純を一撃KOに葬り、一躍脚光を浴びた。現在はREBELSを主戦場として活躍。REBELS・65kg級2位、REBELS MUAYTHAI・ウェルター級8位。特技は?の質問に「モモクロの事ならなんでも答えられる」と答える筋金入りのモモクロ・ファンである。

Photo & Text:山田タカユキ

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山田 タカユキ

山田 タカユキ

1971年生まれ。おもに格闘技イベント「BOUT」に関するレビュー記事や、出場選手へのインタビュー記事を担当。競技経験は空手・キックボクシング、ブラジリアン柔術。愛読書はさいとうたかおの「鬼平犯科帳」。
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