パンクラス札幌大会ダイジェスト:2017年10月22日

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パンクラス札幌大会
2017年10月22日(日)札幌市・琴似コンカリーニョ

今年度最後となるパンクラス札幌大会。メインでは札幌出身の”怪物”赤沢幸典(Tristar Gym)が、中村勇太(T-REX JIUJITSH ACADEMY)を迎え撃ち、衝撃の1RTKO葬。その他、一年前に屈辱のデビュー戦敗北を喫した後藤丈治が、洗練された現代MMAを披露した一戦など、大盛り上がりの今大会をダイジェストでお伝えする。

メイン・イベント

▼PANCRASE公式戦ウェルター級 3分3R
赤沢幸典(Tristar Gym※札幌出身)
中村勇太(T-REX JIUJITSH ACADEMY)
※ノーコンテスト(赤沢幸典の計量超過の為)

軽くパンチを繰り出す赤沢に対し、ガードしたままジリジリと歩み寄る中村。赤沢は嫌がるそぶりを見せず、ガッチリと組み合う。中村は再三、足をかけるが赤沢は崩れない。逆に一発でテイクダウンに成功したのは赤沢だ。

クロスガードで凌ぐ中村は、下から腕十字を仕掛けるため身体を回転。その一瞬のスキをついて赤沢は抜群のタイミングでエルボー。これで中村の動きが急速に鈍った。そのまま中腰の体勢から高角度にパンチを振り下ろす赤沢。数発のクリーンヒットが確認されたところでレフェリーがストップ。

試合は赤沢の計量超過のためノーコンテスト。計量がクリアできていれば東京からのオファーが確実だっただけに、前進したのか後退したのか解らない結果となった。

セミ・ファイナル

▼PANCRASE公式戦ストロー級 3分3R
早坂優瑠(CORE QUEST KUSIRO)
平賀正孝(TEAM urespa)
勝者:早坂 2R 1:27、腕十字固め

1R中盤までスタンドの展開。寝技の早坂vs打撃の平賀といった構図だったが、平賀の動きが硬く手数が出ない。逆にのびのびと蹴りを繰り出すのは早坂。一瞬のスキをついてタックルを仕掛けた早坂は、グラウンドに持ち込むと、じっくりと相手の引き出しの数を調べている様子。

2R早々に平賀の蹴り脚をキャッチした早坂は、そのままグラウンドへ移行。サイドから平賀をコントロールし、労せずして腕十字へ。平賀も粘りに粘ったが、最後は無念のタップ。現役ランカーとの差を見せつけられた。

第三試合

▼PANCRASE公式戦フライ級 3分3R
後藤丈治(P´s Lab札幌)
桑原 悠(PUREBRED)
勝者:後藤 3R 1:30、TKO

グラウンドに持ち込みたい桑原だが、後藤のフットワークの前に追い詰めることができない。中盤、バランスを崩し転倒する後藤だが、桑原の股に足をフックさせ、桑原が攻め倦んだスキに一気に立ち上がる身体能力の高さを見せる。

2Rになっても桑原の突進を華麗にサバく後藤。一度だけマットに背中をつくが、柔術家のごとく下から足を使ってコントロール。桑原になにもさせなかった。桑原は後藤のカウンターパンチによってダメージが蓄積、出血もしたためドクターチェックを受ける。

3R、強引に前へ出るしかなくなった桑原に、後藤はカウンターで左のストレートを叩き込む。倒れた桑原に追撃したところでレフェリーがストップ。ほれぼれするような完全試合だった。

第二試合

▼PANCRASE公式戦フライ級 3分3R
藤田成保(T-Pleasure)
竹内直矢(ベラトレオ函館)
勝者:竹内 判定/1-2

1R、藤田がパンチにあわせてタックルし、テイクダウン。竹内は下から腕十字、藤田は空いた手でパウンド。ブレイク後も同じパターンでテイクダウンを狙う藤田。竹内が粘るが、藤田のしつこさが勝る。

2R、開始早々にテイクダウンする藤田。竹内は下から腕十字を狙う。なんとか中腰の状態まで起き上がる竹内、水平ヒジを藤田のこめかみに数十発ヒットさせる。ラウンド終了まで藤田が上で竹内が下となる展開。

3R、藤田がパンチにあわせてタックル、ケージに押し込む。ローブローでの中断をはさんで、ふたたび藤田がテイクダウン。首をギロチンに取った竹内だが、決めきれず上からのパウンドを許す。判定は1-2と割れた。

第一試合

▼PANCRASE公式戦バンタム級 3分3R
堀米克弥(パラエストラ札幌)
山崎 宏(リバーサルジム東京スタンドアウト)
勝者:山崎 判定/0-3

開始早々、パンチの連打で攻める堀米。ケージまで押し込まれた山崎だが、負けじとパンチで反撃。打ち合いに自信のある山崎に、堀米はたまらず抱きついてテイクダウン。すぐにバックマウントをとり腕十字を狙う堀米。

2R、ケージ際で山崎が片足タックル。耐える堀米。ブレイク後にパンチの乱打戦。堀米がカウンターでグラつかせる。山崎が抱きついて、もつれるようにグラウンドへ。トップをとった山崎がパウンドで優勢。ゴングに救われる堀米。

3R、堀米が首をキープして膝蹴り。山崎は耐えながらもケージに押し込み、気合のテイクダウン。マウントを取ったあとはトップポジションをキープし続け、判定勝ちをものにした。

パンクラス・ゲート

▼パンクラスゲート フェザー級 3分2R
冨田正美(釧路忠和會)
和田憲太(TEAM urespa)
勝者:和田 判定/0-3

1R、和田のタックルに対応できない富田。和田は開始1分ほどでテイクダウンに成功。富田のハーフガードをなんなく突破してマウントを取るとパウンドの嵐。和田が腕十字に移行する隙をぬって冨田が切り返したところでゴング。

2R、富田はタックルにパンチのカウンターを試みるが不発。逆にパンチを誘ってタックルを合わせる和田は、すぐさまテイクダウン。片腕をキープし、和田の動きを制限する富田だが劣勢はいかんともしがたい。和田にゲート初勝利を献上する形となった。

写真提供:PANCRASE札幌大会事務局
photo&text:山田タカユキ

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山田 タカユキ

山田 タカユキ

1971年生まれ。おもに格闘技イベント「BOUT」に関するレビュー記事や、出場選手へのインタビュー記事を担当。競技経験は空手・キックボクシング、ブラジリアン柔術。愛読書はさいとうたかおの「鬼平犯科帳」。
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