オファーがあれば誰とでも。総合格闘家の面目躍如! | アライブ真狩・蔵田圭介さん

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インタビュー第6回は、倶知安町在住の総合格闘家・蔵田圭介さんが登場。道内でもっともコンスタントに試合をこなす格闘家である蔵田さん。その独特の美学に迫ります。

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蔵田選手の負けられない事情

SHOOTO GIG NORTHでの勝利、おめでとうございます。順調な調整ぶりを窺わせる試合でしたね。

ありがとうございます。今回は準備期間がしっかり取れましたから調整も順調にいきましたね。ただ、最近は新陳代謝が悪くって(笑)、減量には手こずりましたよ。

対戦相手が決定したのが直前でしたが、その辺の影響は?

特にありませんでした。どんな相手でも自分の得意なパターンにはめ込むだけの話ですから。

試合を振り返って、感想をお聞かせください。

今回はどうしても負けられない事情がありまして、そういった意味で、まずは勝ててよかったなと。ただ、自分がポイントで勝っているなと確信したら、残り時間を逃げに徹するという悪い癖も出てしまいました。最後まで面白い試合をしたかったのですが、その辺は反省点ですね。

負けられない事情といいますと?

実は最近、入籍しまして(笑)

なるほど(笑)。facebookで奥さんのお写真拝見しましたよ。お綺麗な奥さんで実に羨ましい。

ありがとうございます。彼女が試合の応援に来てくれるのは今回が初めてなんですよ。だから、自分の中では「絶対に勝つ」って決めてたんです。

試合後はどう過ごされますか?

もちろん、妻とゆっくりしますよ。その前に焼肉ですね(笑)。

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名古屋でのルーキー時代

格闘技との出会いについてお聞かせください。

最初は真狩で空手なんか習ってたんですけどね、UWFとか好きだったから、徐々にそっちのほうに興味がいって・・・。

でも、身体が小さかったんで諦めてたときに「修斗」に出会ったんです。打・投・極があって、体重別で階級がわかれているところが魅力でした。アライブの名古屋道場の広告を見てすぐに入門しました。

名古屋では格闘技がメインの生活だったのですか?

はい。だから、いつも貧乏してました(笑)。就職もできたんですけどね、やはり格闘技優先の生活に集中したかったんで。そのうち、試合で一勝するっていう目標ができて、つぎにプロに昇格するっていう目標ができて・・・。

アライブ名古屋といえばUFCでも活躍する日沖選手が有名ですね。

はい。名古屋を離れてかなり年月がたつんですけど、僕が試合するときにはアライブの社長とセコンドに付いてくれるんです。本当にありがたいですよ。日沖さん自身、もの凄く高い意識をもってやってるんで、そういったオーラみたいなものに触れると、こっちも負けてられるか!って思いますね。

2001年には全日本アマチュア選手権で優勝されて、見事プロ昇格を果たします。

はい。でも当時は名前をあげて有名になろうっていう欲がなかったんですよね。「タイトルを獲るぞ!」みたいな明確な目標があれば、もう少し上のレベルまで来てたかもって自分でも思うんです。いまは指導者として、そういった経験を踏まえて指導できるんで、同じ境遇の練習生がいればサポートしてあげたいと思っています。

格闘技から離れた時期もあったわけですか?

実は27歳くらいのときに一度辞めてるんですよ。もう、やりたいことはやったなって思ったんで。でも辞めてみたら、「あれ?つまんないな」ってことになって。

やはり好きなんですね、戦うことが。

だから、やれるうちはやろうと思ってます。オファーも頂いてますしね。呼ばれなくなったら、そのとき考えればいいんで(笑)。

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総合格闘家の面目躍如

最近は格闘技イベント「BOUT」のリングにも参戦し、キックボクシングの試合も消化しています。まさに総合格闘家の面目躍如ですね。

士道館・札幌道場さんに出稽古に行かせていただいたのが縁で、RISE(キックボクシングのメジャー団体)のプロライセンスを取得したのがきっかけですね。僕の場合、基本的に頂いたオファーは断りませんから。体重さえ合えば誰とでもやりますよ。身体が動くうちはできるだけ試合をこなしていこうと思っています。

蔵田選手は実に緻密な戦い方をされますよね。策士というか。

昔は「沸かせる試合がしたい」っていう気持ちがあったので、勝っても負けてもKOみたいな試合が多かったんです。でも、それじゃあ勝てないし、身体は壊れるし(笑)。いまは「勝ちたい」っていう気持ちに徹して、その上で試合が盛り上がれば最高ですね。

ライバル視する選手は?

そういった選手はいないですね。あの選手がこうだから俺も・・・・みたいなのが苦手っていうか、周りに影響されて動くっていうのが嫌いなんですよ。そのせいか、インターネットも全く見ないですから。

 これからの展望をお聞かせください。

これからも僕自身、率先して試合をこなして経験値を上げていきたいと思うし、練習生にもそれに続いてほしいと思っています。実際に戦ってみないとわからないことってあるし、負けたってプラスになることは必ずあるんで。そういった体験を咀嚼していく能力を身につけてほしい。

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【蔵田圭介 プロフィール】虻田郡真狩村出身。2001年、全日本アマチュア修斗選手権優勝。プロ昇格後は、プロ修斗、RISEと活躍の場をひろげ、いまでは道内で最も試合を消化している選手。相手が誰であろうとオファーを断らないことから、プロモーターからの信頼も厚い。修斗・RISEのプロライセンスのほか、ブラジリアン柔術も紫帯の腕前。

Photo & Text:山田タカユキ

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山田 タカユキ

山田 タカユキ

1971年生まれ。おもに格闘技イベント「BOUT」に関するレビュー記事や、出場選手へのインタビュー記事を担当。競技経験は空手・キックボクシング、ブラジリアン柔術。愛読書はさいとうたかおの「鬼平犯科帳」。
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